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「ぱらぐらいだあ〜」
大空に浮かぶ白色パラグライダー。
もう言うまでもない。
痢煙だ。
高足痢煙だ。
この女、赤靴少女の霊と闘った?歩道橋で、
偶然に現れたアント&ローゼス、
その友人が乗り捨てた、白色パラグライダーを、無断で装着し、
処女飛行ながらも、大空に飛んだ女。
今、満面の笑みで、逢坂(おうさか)の夜景を眺めていた。
右手方向には、フェスティバルゲート。約束の地。
向かうはそこだ。酒野肴の魂を、この世に呼び戻すのだ!
行こう!
「ばじゅべぼーっ、綺麗だなあ〜きゃっほう!!」
アルコール・ハイの痢煙には、もはや恐怖心などない。
初めてなのに、上手にパラグライダーをコントロールしている。
「なんだあ?あれ・・埴輪区(はにわく)の方は、凄い雨だぞ!」
は・・はにわ区て(爆笑)元ネタは・・・・なにわ区。
痢煙は、埴輪区の方で、"雨の柱"を見つけた。
異常なほど、雲が集まった箇所がある。
この辺りにあった雲が、その一転に集合しているから、
痢煙の周りには、ひとつの雲もなかった。
「ああ!フェスゲだ〜いっくぞお〜びゅーん。」
雨の方には、行きたくないらしく、
「遊びはここまで!」と、右に方向転換をする痢煙。
ようやく、赤神と約束した地、フェスティバルゲートに向かう。
「たっのしいなあ〜」
本当に、パラグライダーにハマってしまったようだ。
それも、すぐに飽きると思われるのだが・・・
「んん?何の音?」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
何かもの凄い音が近づいてきた。
痢煙は、左に首を向けた。
なんと、先ほどの雨雲が近づいてくる!
雨の柱は、今はない。止んだのか?
「ええ!!うそーん!こっち来るのお!?」
痢煙は、バタバタと両足を振った。
スピードアップしてるつもりだ。
「ん?なんだ?なになに、お、女の人だ・・女の人が来るよう!!」
痢煙は、目を細めて、ヤバイと感じた。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
猛烈なスピードで、黒色の大きな雲が近づいてくる。
その雲を引き連れているかのように、女が空を駆けている。
「パラグライダー無しで飛んでるよ!!」
女は、信じられないほどの早さで、痢煙の方に接近!
女は、前を見ず、両手で顔を押さえて!
「きゃあああああ!前見てよ!前!!」
もがく痢煙!
ぶっ、ぶつかる!!
ドーーーーーーーーーン!!
「きゃああああああああああああああああ!!」
痢煙と女、パラグライダーにもつれ合いながら、落下する。
きりもみ状態。
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーン。
痢煙は、フェスティバルゲートの中庭に、吸い込まれるように落ちていった。
ドドーーーーーーーン・・・・・。
つづく・・・