六月に枯れる涙
人形首 + S嬢

六月の雨は 私の息の根を止める
冷たく尖る哀しみの矢が 私の息の根を止める

何もしたくない夜に 決まってその夢は見る
眠りたくないのに いつしか眠りについてしまう

殺してやる・・と あの時 本当にそう思った・・
殺してやる・・と あの時 本当に思ったのに・・

あなたの眼が そうさせてはくれなかった
あなたの声が そうさせてはくれなかった

もう ベッドには あなたとの温もりはない・・
萎びた 花・・私が眠るだけ・・の棺

六月の雨は 私の息の根を止める
思い出という悲しみの針が 私の息の根を止める

何も思い出したくない夜に 決まってその夢は見る
眠りたくないのに いつしか眠りについてしまう

死んでやる・・と あの時 本当にそう思った・・
死んでやる・・と あの時 本当に思ったのに・・

あなたとの思い出が そうさせてはくれなかった
あなたとの温もりが そうさせてはくれなかった

もう 部屋には あなたとの時間はない・・
萎びた 花・・私が眠るだけ・・の棺

雨が命をさらうのなら 私の息の根をとめて
雨が喜びを消し去るのなら お願い 私の息の根を止めて

苦しくて 息ができなくて 吐き気がして 頭が痛くて
何も見えないぐらい 涙が出るの お願い 私の息の根を止めて

叫んでも 壁に頭を打ち付けても 何十箇所も手首を切っても
何も見えないぐらい 涙が出るの お願い 私の息の根を止めて

お願い 涙を止めて・・私の涙を止めて・・お願い・・・

曇りガラスについた水滴を 私は指でなぞるの・・
いつまでも・・いつまでも・・涙が枯れる・・朝まで・・

『教えてください・・私の涙が 雨だったのですか?』

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モドル

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